TFベノキュア2TF Venocure2
令和2年度 板橋製品技術大賞 審査委員賞受賞。
TFベノキュア2は医療機器クラスⅠ静脈弁カッターです。
静脈弁カッターとは:血行再建術において動脈バイパスの際、動脈に転用する静脈の処置に用いるデバイスであり、当社製品は、あらかじめ摘出した静脈内に挿入して、静脈弁を無償的に切開しその機能を失わせるために用います。
当製品は血管外科医の長年に亘る臨床経験を基に開発いたしており、製品の特長は「刃先が血管内壁に抵触しづらい内向きであること。一度の挿入で静脈内のニ葉弁に対しカッターのいずれかの刃先が静脈に接する可能性を有すること。取り扱いが簡便であること。」です。
本製品は静脈内のニ葉弁の弁破壊を目的としており、破断後のニ葉弁は静脈の内皮の組織の一部に吸収されると考えられます。
TFベノキュア2の特徴
使用目的 | 本品は摘出した静脈内に挿入して、静脈弁を無傷的に切開し、その機能を失わせるために用います、経皮的手技の使用は出来ません。 |
特 徴 | 弁カッターとガイドから成る極めてシンプルな構造。弁カッターはtaper型で滑らかな内向き4枚刃。 |
考 案 者 | 古屋 隆俊医師 |
本品は、単体仕様の製品です。弁カッターのサイズは、摘出した静脈径と解剖学的見地よりお選びください。使用に際しては鋼製小物ガイドライン2004に定める条件に準じた超音波洗浄と日本薬局方に準拠した高圧蒸気滅菌を必ず行った上でご使用ください。
型番 | 弁カッター径・ガイド径 | 本品の全長(mm) |
---|---|---|
FN20 | 2.0mm | 1000±100 |
FN24 | 2.4mm | 1000±100 |
FN30 | 3.0mm | 1000±100 |
FN36 | 3.6mm | 1000±100 |
FN42 | 4.2mm | 1000±100 |
FN48 | 4.8mm | 1000±100 |
常により安全な手術と、QOLの向上を第一に工夫を重ねてきた臨床医かつ研究者 古屋隆俊医師
1983年 3月、東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部附属病院第二外科にて研修。
1986年12月より、東京大学医学部附属病院 第二外科、血管グループ所属。山梨医科大学 第二外科(血管グループ)所属
東京大学医学部附属病院 第二外科勤務後、
1992年10月より、千葉県の総合病院国保旭中央病院病院 外科勤務。血管外科診療に従事
2001年4月 血管外科部長就任。
2012年4月 院長補佐に就任。
主な所属学会
日本外科学会
(専門医、指導医)、日本心臓血管外科学会(専門医、指導医、評議員、国際会員)
日本脈管学会 (脈管専門医、評議員) 日本血管外科学会(評議員)
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